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成人の神経発生:恐怖から知識が生まれる

   

2019年09月27日〜2019-09-27

2020-03-29
1569542400〜1569542400 今日は1585440000
準備中

日時 9月27日(金曜日)  16:00〜18:00

企画 根津科学の会

講師 児玉 龍彦氏 (東京大学先端技術研究センター)

概要 導入部: 脳の構造、働きとコンピューター:狐崎氏

「ニューロン新生とは神経幹細胞がニューロンへと分化することであり、長らくニューロン新生は成体期では生じないと考えられていた。しかし、成体脳においても、記憶にかかわる海馬では個体の生涯を通じて新しくニューロンが生み出されていることが明らかになった。」とあります。東大先端研の穴井元准教授は、AKTなるリン酸化酵素の研究中、それと相互作用するAPEタンパクを同定しました。作成したAPE欠損マウスは、出生時の海馬の腹側は正常ですが、背側の大脳皮質とネットワークつくる部分が異常で、出生後の海馬の形成がうまく進まず、新しい環境にてはジッと動かなくなり、約30分後、動きだす臆病な様子が見られます。一方海馬腹側を破壊すると、高所で危険な行動をとりだし、場所の記憶が落ちるようになる。生まれた時点で不安や恐怖は本能のように刷り込まれて、これをデフォールト(当初設定値)として、徐々に経験を広げて、大胆な行動を取れるようになるのが神経の発達ではないかと考えています。分子生物学的には、中心体、基底体、繊毛システムが神経突起の形成の方向性に関わっていると考えられ、そうした研究をご紹介したいと思います。

司会 西野 武士氏

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